でも、映画、劇って、やっぱいいね。
2004年10月4日 エッセイたとえてみれば。
絵画や、美術や、音楽は、
一服の、小作品でしょ。
煮詰まった時間が、閉じ込められている。
まるで、パンドラの箱の、宝石のようだ。
でも、そんな純粋な伝統料理を離れて、
たまには無国籍料理を味わってみても良い。
そんな、時間変化のごっちゃ煮、千夜一夜物語が。
劇や映画なんだよね。
小説や戯曲は、読むものの想像力に任せてるけど。
劇や映画の表現は、より現実的、限定的。
だけど、自分にない、他者との、
ほんものの人間の触れ合い、生きた心地がある。
それが共感や意外性を生み、予想外に面白いんだよね。
新たな人間像との、出会い。それが生きて現実となる。
これがこのテの迫力、引き込む魅力そのもの。
だから、面白いし、やめられない。
そしてこれは、単なる伝統芸術や、スポーツにない、
生きた人間の、生活の息吹の魅力なんだよね。
様々な人間との、自然な触れ合い、出会いの証。
でも哲学や宗教のような、説教くさい思弁性もないんだよね。
そのまんまの絞りたての生のフレッシュ・ジュースのような、
作品のみずみずしさが、
歴史的作品とは別に、消え行きながら輝く生命力、
そして消えてしまう泡だけど、
次々にまた生まれ出る普遍性も持っている。
でも、また、それはそれとして。
僕にとって、なじみやすいのは、
なんとなくやっぱり、フランス文学なのだ。
ポール・バレリー、ベルレーヌ、ボードレールによる、
近代文学の言葉のしきたりの破壊が始まって、
ランボーが生まれ、イルミナシオンという、
現実生活の、言葉による開放と革命が起こり、
現実相克に先立つ、言葉の存在価値が見出される。
そこから始まって、哲学ではアンリ・ベルクソンが出現し、
言葉による、生命の哲学が流れるように出現し、
レビー・ストロースのような人類学者から、記号論と構造主義が現れる。これは主観に先立つ、外的構造のきわめて精緻な芸術因子が人間の心に刻まれて、われら基本認識に作用する影響と説得性を説いている。さらに、心身医学においてはフロイトからジャック・ラカンへ受け継がれ、精神医学の臨床的解釈へと発展する。まさに、きわめて難解にしても実は単純平明な、芸術大国フランス精神の産物なのである。いずれにしても根本に、現代の底流となる印象派巨匠のような様々な意識改革、美的生活革命の一端であって、根本はきわめて精緻にして単純である。その一瞬に輝くきわめて精緻におりなす技巧の極みが、自分に合う一番の理由だろうか。さらに、まるでルノワールの絵のように、可愛らしく軽い感じがピッタリなのである。
でも、彫刻ならイスラム世界の紋章なども、捨てがたい。
(アンダルシアに輝くアルハンブラのように丹精精緻なのね。)
けど、少々プライド高い、というよりナルシスチックなのが鼻につくけど。やっぱり。
絵画や、美術や、音楽は、
一服の、小作品でしょ。
煮詰まった時間が、閉じ込められている。
まるで、パンドラの箱の、宝石のようだ。
でも、そんな純粋な伝統料理を離れて、
たまには無国籍料理を味わってみても良い。
そんな、時間変化のごっちゃ煮、千夜一夜物語が。
劇や映画なんだよね。
小説や戯曲は、読むものの想像力に任せてるけど。
劇や映画の表現は、より現実的、限定的。
だけど、自分にない、他者との、
ほんものの人間の触れ合い、生きた心地がある。
それが共感や意外性を生み、予想外に面白いんだよね。
新たな人間像との、出会い。それが生きて現実となる。
これがこのテの迫力、引き込む魅力そのもの。
だから、面白いし、やめられない。
そしてこれは、単なる伝統芸術や、スポーツにない、
生きた人間の、生活の息吹の魅力なんだよね。
様々な人間との、自然な触れ合い、出会いの証。
でも哲学や宗教のような、説教くさい思弁性もないんだよね。
そのまんまの絞りたての生のフレッシュ・ジュースのような、
作品のみずみずしさが、
歴史的作品とは別に、消え行きながら輝く生命力、
そして消えてしまう泡だけど、
次々にまた生まれ出る普遍性も持っている。
でも、また、それはそれとして。
僕にとって、なじみやすいのは、
なんとなくやっぱり、フランス文学なのだ。
ポール・バレリー、ベルレーヌ、ボードレールによる、
近代文学の言葉のしきたりの破壊が始まって、
ランボーが生まれ、イルミナシオンという、
現実生活の、言葉による開放と革命が起こり、
現実相克に先立つ、言葉の存在価値が見出される。
そこから始まって、哲学ではアンリ・ベルクソンが出現し、
言葉による、生命の哲学が流れるように出現し、
レビー・ストロースのような人類学者から、記号論と構造主義が現れる。これは主観に先立つ、外的構造のきわめて精緻な芸術因子が人間の心に刻まれて、われら基本認識に作用する影響と説得性を説いている。さらに、心身医学においてはフロイトからジャック・ラカンへ受け継がれ、精神医学の臨床的解釈へと発展する。まさに、きわめて難解にしても実は単純平明な、芸術大国フランス精神の産物なのである。いずれにしても根本に、現代の底流となる印象派巨匠のような様々な意識改革、美的生活革命の一端であって、根本はきわめて精緻にして単純である。その一瞬に輝くきわめて精緻におりなす技巧の極みが、自分に合う一番の理由だろうか。さらに、まるでルノワールの絵のように、可愛らしく軽い感じがピッタリなのである。
でも、彫刻ならイスラム世界の紋章なども、捨てがたい。
(アンダルシアに輝くアルハンブラのように丹精精緻なのね。)
けど、少々プライド高い、というよりナルシスチックなのが鼻につくけど。やっぱり。
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