なんだかよくわからない、
マッタリした日々が続く。

東京の夜は晴れやかで煌びやかだった。
誰も止めることなく、
誰も休まることのない、
前進と、怠惰と、そして自由と、
ちょっと甘い、罠のような魔法ががったある街。
幸福と雑踏が、
異郷と廃墟と安らぎと、
夢や幻が浮かび上がるそのすきまに。

でも、また、
もうひとつみつけたのは。
例えば、地平線。
梅雨の雷雨の後に、
しとどれる夏草に燃え上がった、
純情の紺碧に流れとぶ。
そのとき、低い綿雲が流れていって。

ああ、そうなんだな、と僕は思った。
ここでも、おなじなんだな。
暗闇の夜にふきすさんでいた僕も、
風にたじろいだあの日も、

でもいまは
紺碧の空にうかんだ、
流れるくもひとつ。
そして輝く宵の明星と、
明るい、陽の日差しを受けて。

もひとつ、明るく、
元気な空に、
向かっていけたんだよ。

大空に、向かって、ね。

(題名の意味、いまひとつ・・笑。)

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