Confession.

2004年3月29日 恋愛
左上の写真は、モン・サン・ミッシェル。
歴史に揉まれた孤島の大聖堂。
何か生き様を象徴するようで・・。

でも、ほんとは、
行ったことのある、
グラナダのアルハンブラ宮殿に
したかった。

数々の旅行先でも特に心に残ったのは、
夕日に映える、白のアルバイシンの丘。
そしてイスラムの最期の夢の離宮を舞台に、
ぼくはそのアルハンブラ物語を素材にした。
イスラム最後の王と、
新生キリスト教徒の女王イザベラとの邂逅の物語を
書き残したかった。
歴史の没落、そして新たな時代の到来を告げる必然と、
歴史の波に揉まれ、けらし戦わざるを得なかった、
愛しあう王と女王の戦いと悲恋の物語の戯曲化を記念に。

もう、7、8年前にも埋もれていた、
未完の戯曲(はじめての作品)なんだけど・・。
でもなんだかんだで、
まだ作りあげることはかなわなかった。(苦笑)
いつか完成するときがくるのかなあ・・
まあなつかしいし、大事にとっておいて。

昔の友達に会うのは、
忘れていた もうひとりの自分探しのため。
もう、時間がないのは、わかっているし。
あえてM子さんと話し合って
友達の仲としてもらうことにした。
もう少し冷静に客観的でいたいので。
あとは、昔と今にいたっての
もう一人の自分探しへ出ることにした。
(好きだねえ。阿呆だね。)
まあいいことあればいいなと思って。

しかして、美大院のM子さんからして、
ぼくは、意外なことに、
かなり、純粋で危なく見えるらしいので、
その点、気をつけろ、と。
ほんとうかなあ。・・よくわかんない??

何はともあれ、
自分探しへ再出発と心を決め。
楽しく、揚々と。

(・・過去の話に戻せば。)
ここ10年合わせて よくよく考えてみると。
ぼくは、20のころ、
あの秋田美人の、小野沢(旧姓・佐藤)伸子さんと会って、
あれがぼくのクライマックスだった。
もう一番好きで、好きで、どうしようもなかった。
(本好きな、ただのふつうのお姉さんだけど。)

今はただの思い出で泡と消えた。
だが、しかし終わってみると、
あとは、もうみんな、どうでもよくなっちゃって。
穴を埋めようともがいたけど。
申し訳ないが、結局似たりよったりだった。
考えてみれば、恋愛燃え尽き症候群?
そう、この人、その普通のお姉さんとの、
狂い咲きで すでに終わっていたのだ!
それで、その分身を追い求めたり、
また過去の呪縛から逃れようと、精一杯だった・・
だから、ほんとに、馬鹿で失礼で、
実は申し訳ないとしか いいようがないのだ。

やっぱり、自然がいい。
無理がたたると、うまくいかないことばかり。
M子さんにしても、無理はだめ。
頑張って、頑張って、無理はけっして良くないね。

でも、
僕が好きになるのは、
実はみんな似たりよったり、
同じような人なんだけどね。
しかも、結構、
黒星連敗、だったり。(笑)

だから、ぼくは、
実は、小野沢さんの、
ただの分身、空蝉だったかもしれないが、
でも、それじゃ、やだよね。だめなんだよ。
だから、自分を変えるために、
いろんな人と会い、がんばった。
で、それぞれ好きになったし、
みんな、かわいかった。
Mちゃんも、そのうちのひとり。
でもそれはそれでべつに、みんな、かわいかったんさ。

けど、僕がダメじゃ、
ほんとにだめなので。
まあ、こんども、
やるだけやってみるだけなんだよ。ひとつね。
そう、あの小野沢さんの、借りを返すためにも。
そうなんだよ、
きっとね。

(おわり。)

コメント